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国立天文台野辺山について

電波望遠鏡の紹介

45m電波望遠鏡

アンテナ方式 カセグレン変形クーデ方式
アンテナ直径 45m
鏡面誤差 0.1mm
観測周波数 1〜150 GHz(ギガヘルツ)
解像力最高 0.004°(視力4に相当)
アンテナ重量 約700t

「ミリ波」と呼ばれる電波を観測できる電波望遠鏡では世界最大の口径です。この大口径を活かして天体からのかすかな電波をとらえます。大きな望遠鏡は、傾けた時に自分自身の重さで鏡面が変形してしまいます。そこでこの望遠鏡の骨組み構造は、鏡面が変形しても新しいパラボラ面を作り、電波を効率よく集めるように設計されています(ホモロガス変形法)。

太陽電波強度偏波計

アンテナ直径 25cm 〜 3m
アンテナ数 架台数6台/パラボラ数8個
観測周波数 1、2、3.75、9.4、17、35、80GHz

太陽全体からくる電波の強さと電波の特性(偏波)を測定し、太陽活動の様子を調べる装置です。8台のアンテナを使い、7つの周波数を同時に観測しています。3.75GHz帯の観測では、50年以上継続していて(アンテナは何回か更新しています)、太陽の長期変動を調べるうえで、貴重なデータを取得しています。

ミリ波干渉計

アンテナ直径 10m
アンテナ数 6台
観測周波数 80〜230 GHz
解像力最高 0.0003°(視力60に相当)
アンテナ重量 約35t

6台のアンテナをケーブルでつないで同時に観測することで、最大で直径約600mの電波望遠鏡に相当する解像力で天体画像を描き出します。主に天体の様子を細かく調べることに威力を発揮してきました。アンテナは専用の移動用台車を使い、最適な観測位置へと場所を変えることができます。現在、科学運用は終了しています。

電波へリオグラフ(名古屋大学)

アンテナ直径 80cm
アンテナ数 84台
観測周波数 17、34GHz
アンテナ重量 約600kg

太陽専門の電波望遠鏡です。84台のアンテナを使い、直径500mの電波望遠鏡に相当する解像力を実現しています。太陽表面の活動のタイムスケールは1秒以下のものから10年以上にわたるものまでさまざまですが、最大で毎秒20枚の画像を得ることができる性能を活かし、ビデオカメラのように太陽の活動をモニターしています。2015年4月から名古屋大学地球環境研究所が運用を引き継いでいます。