サイト内の現在位置

研究者向け

NRO速報

最新のNRO速報


No.134

最先端科学と伝統工芸のコラボレーション

 野辺山宇宙電波観測所では、45m電波望遠鏡内部にある反射鏡をリニューアルし、観測効率を15%向上させることに成功しました。
 現在、1982年の運用開始より30年以上活躍してきた45m電波望遠鏡を、世界の中で今後もさらに活躍し続けることができるように、観測精度を引き上げるプロジェクトを進めています。このプロジェクトの一つとして、劣化が進んでいた反射鏡に、金澄(厚手の金箔)を貼るという新しい方法によって反射効率を上げようとしたのです。その結果、期待値どおりに観測効率が従来に比べ15%向上しました。このプロジェクトは、国立天文台野辺山宇宙電波観測所・チリ観測所、大阪府立大学との協力によって実施されました。性能が向上した45m電波望遠鏡は、2015年12月1日より本格的な観測を開始しています。
 ちなみに、NRO速報にある写真は、45m電波望遠鏡の肩の部分にあたる第2鏡と呼ばれる反射鏡です。今回のリニューアルは、第2鏡だけでなく第3鏡(下図参照)も行いました。

45m電波望遠鏡の構造と第2・第3鏡の位置

<関連リンク>
国立天文台野辺山宇宙電波観測所ホームページ

これまでのNRO速報

※以下すべて PDFです。

No.131 〜 (2013 〜 )


| 131 | 132 | 133 | 134 |

No.118〜No.130 (1999 〜 2011)


No.79〜No.117 (1986 〜 1999)


No.40〜No.78 (1982 〜 1986)


No.1〜No.39 (1981 〜 1982)


No.1〜No.130(1981 〜 2011)すべて