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No.137

45m鏡において3周波数帯(22GHz /43GHz /86GHz)同時観測に成功!

2019年11月8日、野辺山45m電波望遠鏡において、 22GHz帯/43GHz帯/86GHz帯の完全同時観測に成功しました。 45m鏡内の下部機器室には、周波数帯域や観測モードの異なった受信機が並べられています。通常は、1台の受信機に限定して、 反射板を使って望遠鏡からの電波をその受信機まで導くことによって観測を行っています。今回は、この反射板のうち2枚を、 新たに開発された perforated plate(多孔板)型の周波数分離フィルターと置き換え、3つの受信器で同時に受信できる準光学系を構築しました。 この様な周波数分離フィルターを搭載する電波望遠鏡としては、 45m電波望遠鏡が世界最大となります。 このモードにより、 ひとつの天体を同じ時刻(気象条件)で3つの周波数帯で観測することができ、観測効率が上がるだけではなく、 天体の温度や密度などを詳しく推定することができるようになります。 特に、最も波長が短く(3mm) 45m鏡の特長を最も活かす86GHz帯の信号データについては、22GHz帯/43GHz帯の信号データを参照しつつ高精度で較正され、 従来検出が難しかった天体をこの周波数帯で検出できる可能性が大きくなります。このような観測とデータ処理の方法により、 新しい天体現象の発見と解明が期待されます。

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