国立天文台
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野辺山レインボー干渉計
そもそも電波干渉計とは?

電波望遠鏡はその大きなパラボラアンテナを使って、宇宙からやって来る微弱な電波を集めます。電波望遠鏡で使われるアンテナは、大きければ大きいほどより微弱な信号を検出することができ、さらに細かい天体構造を見分ける能力(解像度)も高くなります。しかし、大きなアンテナの製作は非常に難しく、現在のところミリ波望遠鏡としては野辺山45メートル電波望遠鏡が世界最大です。そこで考え出されたのが「干渉計」という観測法です。複数の小さなアンテナをケーブルでつなげることで、大きなアンテナで観測した場合と同等の能力を生み出すのです。
  
野辺山ミリ波干渉計と45メートル電波望遠鏡が手をつないだレインボー干渉計
国立天文台が長野県野辺山で運用しているレインボー干渉計は、口径10mのアンテナ6台と口径45mのアンテナ1台の計7台をケーブルでつないだ電波干渉計です。7台が集まることですばらしい性能が得られることから「レインボー干渉計」と名づけられました。このように口径が異なるアンテナで構成される干渉計はデータ処理が難しく、世界を見てもまれです。短ミリ波用としては世界最大の45m電波望遠鏡と、ミリ波干渉計とが同じキャンパス内にあるという野辺山のユニークな特長を活かし、干渉計のもつ高い解像度と、口径 45mアンテナの持つ高い集光力(電波を集める能力)という二つの性能を同時に実現することのできる装置です。レインボー干渉計は口径45mのアンテナをつなぐことで非常に高い集光力を実現するため、遠方宇宙からやってくる微弱な電波を捉えるのに適しています。今回得られた研究成果も、45メートル電波望遠鏡の絶大な集光力と国立天文台が培ってきた干渉計技術の賜物だと言えます。
図2-1:世界のミリ波・サブミリ波干渉計の電波を集める能力(集光力)の比較。レインボー干渉計の集光力がいかに優れているかがわかります。(注意:電波を集める主鏡の面積の総和を比較)
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