このような物質が集積する箇所では、重力場にとらえられた銀河や大量のガスが互いに衝突・合体することで「モンスター銀河」が誕生すると考えられています。モンスター銀河は、恒星の材料(ガスや塵)に深く埋もれた爆発的な星形成活動[3]を通して成長し、やがて非常に重い巨大銀河へと進化する、たいへん珍しい銀河種族であると考えられています。このため、厚くまとったガスや塵が星の紫外線や可視光線を吸収・遮断し、通常の手段では発見することがきわめてむずかしくなります。一方で、紫外線に暖められたダストが、今度はより長い波長「サブミリ波」で莫大なエネルギーを放出するため[4]、モンスター銀河はサブミリ波できわめて明るく輝くことが1990年代前半に指摘されていました。そして、1990年代後半になって開発されたサブミリ波のカメラが実際にサブミリ波で明るく輝く銀河種族を発見したのでした[4-6]。
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