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データで見る野辺山宇宙電波観測所

データで見る野辺山宇宙電波観測所 (2024年度)

国立天文台野辺山宇宙電波観測所の2024年度の活動を紹介します。

過去のデータ

科学利用

国立天文台の使命は、「宇宙の謎に挑む」ことにあります。 野辺山宇宙電波観測所では、宇宙の謎に挑むため、45m電波望遠鏡を国内外の大学や研究者に提供しています。 研究者は、電波で宇宙を観測することで、さまざまなアイディアを検証します。 研究者は、世界中にある望遠鏡の中から、自身のアイディアを検証するのに最も適した、つまり最も費用対効果の良い望遠鏡を選ぶのです。 観測で得られたデータは、研究者によって解析・解釈されます。そこに新たな知見が見つかれば、論文としてまとめられ、査読審査を経て十分な質がある事が分かれば、論文として公表されます。 望遠鏡の性能は、装置と設置場所で決まります。 45m電波望遠鏡では、オリジナルの技術革新を進めるとともに、他分野の最先端技術を逸早く取り入れるため、開発プロポーザル制度を実施しています。 研究者は45m電波望遠鏡を使って新技術を検証したり、新たな観測装置を作ることができます。 観測も開発も、携わるのはベテランの研究者だけではありません。 若手や新人の人々にも経験してもらうことで、そういった人材育成を通して研究者の裾野を広げることが、世界に対する競争力を維持する上で重要となります。

観測利用
  • 応募総数: 52 件
    • 科学観測:46 件、装置開発関連:2 件、観測実習:4 件
  • 総観測時間:1603 時間
  • 観測者数:186 名、機関数:54 機関 (10ヵ国)
    (重複を除いてカウント)

データ詳細
開発利用
  • 新規応募数: 2 件
  • 進行中のプロジェクト数:10 件

データ詳細
研究会開催
投稿論文
  • 投稿論文出版数: 41 編

データ詳細
教育
  • 博士論文: 2 名
  • 修士論文: 7 名
データ詳細

  • 特別共同利用研究員(受託院生): 1 名
    • 博士後期課程:1 名

アウトリーチ(広報活動)

大小多数のパラボラアンテナを保有する野辺山宇宙電波観測所は、気軽にSFのような世界観を楽しめる場所として、観光にオススメです。 日中は、敷地内の見学コースから自由に見学する事ができます。 また、南牧村連携事業や、ボランティア団体との連携により、昼夜問わず様々なイベントが開催されています。 このような様々なきっかけにより、興味・関心の異なる多様な方に観測所に来ていただくことは、最先端科学に触れる体験を通して科学・宇宙の魅力を知ってもらい、観測所の担う科学行政の一旦を紹介させていただく上で重要です。 さらに、一人でも多くの方に科学への興味を持ってもらうことは、理科離れを防ぎ、将来のイノベーション人材を確保する事に繋がります。 また、ウェブサイトやSNSを通じてオンラインにて観測成果や活動内容を発信することで、現地に来る事ができない全ての人に情報を届ける事に力を入れています。

来場者数
  • 来場者総数: 47316 人
    • 2024/4: 2651 人
    • 2024/5: 4088 人
    • 2024/6: 2415 人
    • 2024/7: 5995 人
    • 2024/8: 11047 人
    • 2024/9: 5540 人
    • 2024/10: 4158 人
    • 2024/11: 3935 人
    • 2024/12: 1680 人
    • 2025/1: 1299 人
    • 2025/2: 1442 人
    • 2025/3: 3062 人
イベント 野辺山宇宙電波観測所 開催




南牧村連携事業

その他の企画
情報発信

応援のお願い

野辺山宇宙電波観測所では、開所43年を迎え老朽化が進むものの、国際競争力が依然高く多くの研究者が利用し生産性も高い45m電波望遠鏡を維持するべく、運用の合理化を進めると共に、施設を多方面にさらに活用できるよう努めて参りました。 今後も継続して成果を出しつつ、研究者・一般の方を問わず、多くの方に利用していただけるよう尽力して参ります。 このような野辺山宇宙電波観測所の活動にご賛同いただけましたら、観測所を応援・支援いただけますと大変ありがたいです。


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