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国立天文台野辺山について

概要

私たちは、電波望遠鏡を用いて天体観測を行っています。

大学共同利用機関法人自然科学研究機構の研究所のひとつを構成する国立天文台のうち、国立天文台野辺山は、長野県南佐久郡南牧村野辺山にあり、野辺山宇宙電波観測所がおかれています。国立天文台野辺山の設備は、全国はもとより世界中の研究者に解放し、国内外から多くの研究者が訪れて電波天文学の研究や装置の開発・改良などを行っており、電波天文学における国際的な拠点としての役割を担っています。

国立天文台 野辺山宇宙電波観測所

野辺山高原は、標高1,350mで水蒸気量が少ない場所です。また、まわりを山に囲まれた平坦な地形で、寒冷地でありながら雪が少ないことなどから、電波の観測に最適な場所として選ばれました。構内にある主な観測装置は、「45m電波望遠鏡」「太陽電波強度偏波計」です。科学運用を終了した「ミリ波干渉計」「電波ヘリオグラフ」も構内に展示されています。それぞれの望遠鏡には特徴があり、それぞれ得意とする分野の観測で活躍してきました。