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野辺山観測所について

研究教育職員の紹介

金子紘之 (Hiroyuki Kaneko)

身分

特任研究員

専門分野

電波天文学

研究のキーワード

系外銀河、相互作用銀河、星間ガス、星形成

研究内容の紹介(これまでの研究の紹介)

重力相互作用により銀河が衝突すると星形成活動が活発化することが知られていますが、 この原因は十分な理解がされているわけではありません。 主にその原料である分子ガスに関する知見が足りていないからで、 分布やその質量に至るまで基礎的な情報ですらわかっていない状態でした。 野辺山45m鏡を使った観測により、衝突初期の天体を観測、分子ガスの性質を調べ、 原子ガスのデータや赤外線、紫外線、可視光観測との比較から 分子ガスが銀河衝突によって受ける影響を明らかにしました。

略歴

2006年3月 茨城大学 理学部 自然機能科学科 卒業

2006年9月〜2008年3月 受託院生として野辺山宇宙電波観測所所属

2008年3月 茨城大学大学院 理工学研究科 自然科学機能科専攻 博士前期課程修了

2012年3月 総合研究大学院大学 物理科学研究科 天文科学専攻 修了:博士(理学)

2012年3月〜2015年 筑波大学研究員

現在の研究課題(現在どんな研究•課題に取り組んでいるか)

・ALMA、野辺山45m鏡を用いた相互作用銀河の研究 銀河同士の衝突面において分子ガスが受ける影響を明らかにするため、 理論シミュレーションを得意とする研究者と協力しながら、 ALMAを用いた高空間分解能の観測や野辺山45m鏡を用いた高密度分子ガスの観測を進めています。


・近傍銀河に対するCOガスの撮像観測プロジェクト 野辺山45m鏡に搭載された新受信機FORESTを用いて、200を超える多数の近傍銀河に対しCOガスの撮像観測を進め、 これまででは不可能だった系外銀河の分子ガスの統計的研究を推進しています。

学生へのことば

誰も知らなかったものを知ろうとすることは大変だけどとても面白いものです。 研究を通じてあなたの個性を見せてください!

所属学会

日本天文学会

主要論文3編とその概要

“Properties of Molecular Gas in Galaxies in Early and Mid Stage of Interaction: I. Distribution of Molecular Gas” 2013, PASJ, 65, 20?35

Kaneko, Hiroyuki; Kuno, Nario; Iono, Daisuke; Tamura, Yoichi; Tosaki, Tomoka; Nakanishi, Koichiro; Sawada,Tsuyoshi
これまででほとんど行われていなかった銀河衝突初期から中期段階の相互作用銀河のCO撮像観測を4つの系に対して行い、通常銀河のとの比較から分子ガスが衝突により広がって分布することを明らかにした。