45m 電波望遠鏡ペンキ塗り体験 2024

国立天文台野辺山宇宙電波観測所 45m 電波望遠鏡は、1982 年に標高 1300m の長野県野辺山高原に建設されました。これまで、ブラックホール候補天体の観測的発見、数多くの星間分子の発見などを通して、世界の電波天文学をリードしてきた装置です。そして、幾多の改良を重ねることにより、今もなおミリ波望遠鏡として世界トップクラスの性能を維持しています。パラボラの直径が 45m の電波望遠鏡の総重量はおよそ 700 トンあります。ところが最近、その巨体を支える円形レールにサビが目立ってきました。サビが出来ても観測性能は悪くはならないので、これまでほったらかしにされてきたのです。でも、赤茶けた見た目はどこか寂しそう。去年に続き、この夏も、ペンキ塗り体験イベントとして補修塗装をすることになりました。塗装体験を通して、普段は入れない、科学技術の結晶である 45m 電波望遠鏡に間近で触れることができる機会です。塗装され、カッコ良くなった 45m 電波望遠鏡は、この冬も多くの研究者が天文観測に利用する予定です。

開催概要

日程	2024 年 7 月 29 日 (月曜日)
時間	10:00 - 12:00
体験できること	45m 電波望遠鏡の AZ (アジマス) レールへのペンキ塗り 野辺山宇宙電波観測所の見学 (一般見学コース、45m 望遠鏡 3 階 EL 駆動部、を案内します)
対象者	中学生以上
募集人数	先着10組
持ち物	飲み物、軍手、日焼け止めなどの日光対策
服装	塗料が付着しても構わない服装 動きやすい服装 (運動靴、ズボン、など) 作業場所への通路には高めの段差があります 作業後に予定している 45m 望遠鏡 3 階見学は、屋外の金網状の通路・階段を移動します ヘルメットをつけられる髪型 (45m 望遠鏡付近では、安全の為ヘルメットを着用します) 更衣室はありません
その他	塗料、はけ、などの塗装道具は主催者側で用意します (1組 1 セット貸出し) 塗装作業中、見学中は、安全の範囲内で、自由に撮影していただけます 参加は無料です。交通費は自費でお願いいたします。
申込先	https://forms.office.com/r/chGWqktmzc
問い合わせ先	主催：国立天文台 野辺山宇宙電波観測所 0267-98-4300, nro-nroweb@nao.ac.jp 共催：45 サポーターズクラブ

詳細

当日の流れ	10:00 | 野辺山宇宙電波観測所、入口に集合 10:00-10:30 | 観測所を見学しながら 45m 望遠鏡まで移動 10:30-10:40 | 作業説明 10:40-11:40 | 塗装作業 11:40-12:00 | 45m 望遠鏡 3 階の見学 (希望者) 12:00 | 現地解散

当日の様子

11組の参加を受付ておりましたが、当日は不慮のキャンセルなどにより、7組14名の参加となりました。 緑のヘルメットをかぶっているのは、当日の運営を行っていただいた 45 サポーターズクラブの皆さんです。 参加いただいた皆さんのおかげにより、AZ(アジマス)レールが白く綺麗になりました。ありがとうございました。