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施設見学

特別公開日

特別公開2013

※今年の公開日は終了しました。ありがとうございました。

 2013年度の特別公開の日程と概要が、以下のように決定しました。暑い季節ですが、涼しい野辺山高原での皆様のご来場をお待ちしています。

★日程

2013年8月24日(土) 9:30〜16:00 (入場は15:30まで)

★テーマ

『つなげよう 宇宙•太陽•そして生命』

★展示•見学

通常の見学コースに加えて、45メートル電波望遠鏡や電波へリオグラフの各観測室などを見学できます。また、宇宙・太陽からやってくる電波をとらえる観測装置の仕組みや最新の研究成果を実験や展示でわかりやすく解説します。スタンプラリーや質問コーナーなどもあります。

★特別講演会(11:00-12:00):
『電波観測から見えてきた太陽活動の変化 ー長期間観測から見る太陽のいまー』

 shibasaki 柴崎清登(国立天文台野辺山太陽電波観測所 教授)
 名古屋大学理学部物理学科卒。 名古屋大学大学院理学研究科修士課程修了。 
名古屋大学空電研究所助手・助教授、国立天文台助教授を経て2001年より現職。 
1998年度より2009年度まで野辺山太陽電波観測所長併任。
電波望遠鏡を用いた太陽観測および、X線や他の観測結果を総合的に解析し、太陽活動現象(太陽フレア)の研究を行っている。特に、太陽コロナ中の高温高密度プラズマと磁場との相互作用に注目し、既存の磁気再結合に基づく太陽活動の理解を全く刷新すべく研究を行っている。また、太陽専用の電波望遠鏡「野辺山電波ヘリオグラフ」からのデータを解析することにより、黒点の振動現象、静かな太陽の極域の活動などに興味をもって研究を行っている。

★特別講演会(14:00-15:00):
『宇宙の生体物質 ー生命の起源を求めてー』

 ohishi 大石雅寿(国立天文台天文データセンター長 准教授)
 京都大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。富山大学助手、国立天文台電波研究系助手を経て 、98 年より現職。2011年度より天文データセンター長。
宇宙と生命の間にどのような関連があるのかという意識を持ち,これまでの星間化学研究の発展として宇宙における物質進化に関する世界中の電波望遠鏡を用い星間分子の化学を解明するためのALMAなどを用いた観測的研究を進めている。これまでに発見した星間分子は17種類にのぼる。最近では宇宙と生命の起源との関連も追っている。また,世界中の天文データベースや計算資源を研究に活用するためのヴァーチャル天文台構築の中心的役割・国際窓口を果たしている。

★注意事項など
•入場無料、雨天決行
•室内を見学する場合に上履きが必要です。スリッパをご持参ください。また、脱いだ靴を入れる袋があると大変便利です。こちらもご持参をお勧めいたします。
•特別講演会は会場の関係で定員があります。整理券を当日発行します。
•自動車の方は、旧野辺山スキー場の駐車場をご利用ください。旧スキー場から観測所まで無料シャトルバスを運行します。なお、天文台入口駐車場は大型バス・障害者専用となります。
•当日は、公開時間が普段と異なりますのでご注意ください。