特別公開日
特別公開2016
~ブラックホールを探す旅に出かけよう~
※特別公開2016は、終了しました。雨天にもかかわらず訪れて下さった多くの方々に感謝いたします。
★更新情報★
※このページは、随時更新しています。
★開催日★
2016年8月27日(土) 9:30〜16:00 (入場は15:30まで)
★特別講演会1★
「重力波天体を追って」
【整理券】
国立天文台理論研究部助教。東京大学理学部卒。東京大学大学院理学系研究科博士課程修了。博士(理学)。
東京大学カブリ数物連携宇宙研究機構特任研究員を経て、2011年より現職。宇宙で起きる超新星爆発などの爆発現象を研究している。また、重力波を放つ天体を発見するため、スーパーコンピュータを使った数値シミュレーションを行いながら、重力波天体の探査観測を行っている。おもな著書に『星が「死ぬ」とはどういうことか』(2015年、ベレ出版)。
2015年、2つのブラックホールの合体によって放たれた「重力波」が初めて直接検出されました。重力波を使って宇宙を探る「重力波天文学」の時代が幕を開けたのです。重力波天体が放つ光や電波などの電磁波を捉えることができれば、重力波天体の研究がより一層進むと期待されています。講演では、重力波天体からの電磁波を捉えようとする研究の最前線をお伝えします。
★特別講演会2★
「銀河の中心に潜むもの」
【整理券】
慶應義塾大学理工学部物理学科 教授
東京大学理学部天文学科卒。東京大学大学院理学系研究科天文学専攻博士課程修了。
理化学研究所基礎科学特別研究員、東京大学大学院理学系研究科物理学専攻助手、慶應義塾大学理工学部物理学科准教授を経て、2015年度より現職。
学部4年次より、銀河系(天の川銀河)中心領域の研究を行っている。銀河中心領域の諸現象に興味を持ち、主に電波望遠鏡を使用して、星間物質の進化と星形成活動との関連、そして中心核ブラックホールの活性化メカニズムについて研究を進めている。最近は特に中心核巨大ブラックホールの起源解明を目指して、国内外の大型観測装置を駆使した観測研究を推進している。
宇宙には無数の銀河があります。そして各々の銀河の中心には、太陽の数百万倍以上の質量を持つ巨大なブラックホールがあると考えられています。では何故、そのような所にそのようなモノが潜んでいるのでしょうか? そして私たちの天の川銀河の中心はどうなっているのでしょうか? 最新の観測装置による最新の研究成果を紹介します。