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施設見学

特別公開2024 (オンライン)

特別公開2024は終了しました。
ご参加頂いた皆様、ありがとうございます!

インターネット配信によるオンラインイベントです!



開催日時
7月20日(土)10:00 - 16:30
楽しみかた
Youtube配信会場
  • Youtubeへの接続情報

    https://www.youtube.com/live/qlgHMpvjKZk

  • スケジュール
    時刻 タイトル・講演者
    10:00 オープニング
    10:30
    11:00 講演会 岡朋治(慶應義塾大学•教授)
    11:30 gather 仮想会場・中継
    12:00 〜 お昼休み 〜
    12:50
    13:00 講演会 山本 宏昭(名古屋大学•助教)
    13:30 gather 仮想会場・中継
    14:00
    14:45 特別講演:
    「500 年前、人々はなぜ天動説を信じていたのか」
    立松健一・野辺山宇宙電波観測所・所長
    15:20
    15:30 講演会 島尻 芳人 (九州共立大学・教授)
    16:00 閉会・寄付のお願い


  • 講演会・最近分かったことのお話し

    質問は youtube コメント欄で募集します。たくさん書き込んでください!


    • 天の川を高速で通過した「暗黒物質サブハロー」を発見?


      講師紹介
      岡 朋治(慶應義塾大学・教授)
      oka-photo 福岡県産、体長1.7m、♂。博士(理学)。いろいろ経て2015年より現職。専門は電波天文学、銀河系中心、(ヘンな)分子雲。
      研究室Webページ

      講演概要
      私たちの研究チームでは、天の川銀河にある「変な」分子雲を研究しています。どう変かというと、特にエネルギー供給源がないにもかかわらず速度幅が異常に広いのです。さて最近、一人の大学院生が、天の川の比較的静穏な領域においてそのような特異分子雲の一つを発見しました。これは、やや大きな膨張球殻構造(シェル)の一部を構成し、その上方には巨大な原子ガスの「空洞」、下方には長大な直線状「フィラメント」が存在しています。どうやら、何か巨大なものが天の川を通過したように見えます。いったい何が通過したのか? 一緒に考えましょう。

    • マイクロクエーサーのジェットと星間物質の相互作用


      講師紹介
      山本宏昭(名古屋大学・助教)
      yamamoto-photo 幼少期より星に魅せられて、天文学者になりました。ブラックホールから出るジェットが周囲の星間物質に及ぼす影響や、星間ガスの高密度領域「分子雲」の形成過程を調べています。また、自身の観測に必要な装置、ソフトウェアの開発も行っています。

      講演概要 ブラックホールは宇宙の中でも魅力的な存在です。多くのブラックホールは姿を見せず隠れていますが、ひとたびブラックホールへ星間物質の供給が始まると、強力なジェットを放出します。講演ではこのジェットが周囲の星間物質にどのような影響を与えるのかについてお話しします。

    • 星の創造の舞台!! オリオン座でのフィラメント分裂 による新たな星の誕生の証拠


      講師紹介
      島尻芳人(九州共立大学・教授)
      shimajiri-photo 小学生の頃から宇宙に興味を持ち、野辺山宇宙電波観測所の一般公開にも訪れたことがあります。東京大学大学院博士課程を修了後、国立天文台野辺山宇宙電波観測所、サクレー原子力庁センター(フランス)、鹿児島大学、国立天文台ALMAを経て、現在は九州共立大学で研究を進めています。博士課程から研究員時代を含め、約5年間野辺山宇宙電波観測所で研究をしていました。研究は主に、星がどのように生まれるかを電波を使って調べることに焦点を当てています。

      講演概要
      夜空に浮かぶ星々は、太陽と同じように自ら輝く恒星と呼ばれます。これらの恒星は、宇宙空間に漂う星間ガスが集まることで誕生します。星間ガスは冷たく暗いため目では見えませんが、2009年から2013年にかけてヨーロッパ宇宙機関(ESA)によって運用されたハーシェル宇宙赤外線望遠鏡によって大規模な調査が行われました。この調査では、我々の太陽系から1500光年以内にある星形成領域が詳しく観測されました。その結果、星形成領域では円柱状の細長い構造(フィラメント)がいたるところで見つかりました。さらに、星のもとになる密度の高いガスの塊(コア)のほとんどがフィラメントに埋もれていることも明らかになりました。この結果は、フィラメントが星形成の母体であり、その重要性を示しています。そのため、多くの研究者が世界中でフィラメントの形成や進化を研究してきました。これまでのフィラメントに関する観測研究は、ハーシェル宇宙赤外線望遠鏡などによる赤外線の観測により行われてきました。赤外線を用いると、フィラメントやコアなどの星間ガスの形を広く詳細に調べることができます。しかし、フィラメントの周りやフィラメント内部の運動に関する情報を得ることができず、フィラメントからどのようにしてコアが形成されるかが解明されていませんでした。この講演では、野辺山45m電波望遠鏡のような電波望遠鏡を使うことで、フィラメントが分裂してコアが形成される証拠を掴んだお話を詳しくします。

  • 研究者インタビュー
    • 研究者ってどんな人?なんでこんなことを調べているの?講演会のお話だけでは分からない、研究者の人となりに迫ります!

  • 研究室紹介
    • いろんな大学に天文学を調べている人がいます。そんな人々を紹介します。

  • Gather 仮想会場中継
    • Gather 仮想会場も企画が盛りだくさん! Gather 会場の様子をお伝えします。
Gather (仮想会場)
オリジナルビデオ
実行委員
西村淳 (国立天文台 野辺山宇宙電波観測所)
研究室 web サイト
researchmap
Twitter: @nishimuraatsush

下井倉ともみ (大妻女子大学)
研究室 web サイト
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竹川俊也 (神奈川大学)
研究室 web サイト
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村瀬建(岐阜大学)
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Twitter: @Pom_univ_com

応援のお願い

本イベントは、長野県南牧村により実施されたクラウドファンディング「財政難に苦しむ野辺山宇宙電波観測所を応援したい!」による寄付 により実施されました。 今後も継続して成果を出しつつ、研究者・一般の方を問わず、多くの方に利用していただけるよう尽力して参ります。 このような野辺山宇宙電波観測所の活動にご賛同いただけましたら、観測所を応援・支援いただけますと大変ありがたいです。

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現地でのイベントは8月24日(土)に行いました。詳細はこちら