天の川のまわりに潜む“幽霊銀河”を電波で照らす ――星の材料・分子ガスを探す45m鏡チャレンジ

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この記事を書いた人

観測アイデア実現基金は、天文学者のアイデアを皆さんのご寄付により実現させよう!という企画です。

アイデア詳細

エントリー No.

エントリー No. 4

代表者

山田麟 特任助教 (国立天文台)

アイデア名

天の川のまわりに潜む“幽霊銀河”を電波で照らす ――星の材料・分子ガスを探す45m鏡チャレンジ

観測すること

私たちの住む天の川銀河のまわりには、肉眼では決して見ることのできない、とても暗く小さな銀河が数多く存在しています。これらは「衛星銀河」と呼ばれ、天の川のまわりを回る小さな仲間の銀河です。近年、Gaia衛星などによる精密な星の地図作りによって、こうした暗い衛星銀河の姿が少しずつ明らかになってきました。

しかし、まだ大きな謎が残されています。
それは、これらの小さな銀河の中に、星を生み出す材料である「分子ガス」が残っているのか、という問題です。

星は、冷たく濃い分子雲の中で生まれます。私たちの天の川銀河では、分子雲は一酸化炭素(CO)が出す電波を観測することで調べることができます。一方、衛星銀河のような小さな銀河は、重元素の量が少ない「低金属量環境」にあります。これは、宇宙が若かった時代の環境にも似ています。そのような場所では、CO分子は壊れやすく、星の材料である分子ガスが存在していても、非常に見つけにくいと考えられています。

そこで本プロジェクトでは、野辺山45m電波望遠鏡を使って、天の川周辺の衛星銀河に向けたCOサーベイ観測に挑戦します。
もしCOが検出されれば、それは「小さく暗い銀河の中にも、星を作る材料が残っている」ことを示す重要な証拠になります。もし検出されなかったとしても、「どの程度まで分子ガスが少ないのか」「COでは見えない分子ガスがどれほど存在しうるのか」を明らかにする貴重な手がかりになります。

この観測は、天の川のまわりに潜む小さな銀河を調べるだけでなく、宇宙初期のような低金属量環境で、どのように分子雲が作られ、星が生まれるのかを理解することにつながります。

皆さまからのご支援で、野辺山45m鏡を使い、“暗い小さな銀河の中に星のタネを探す”観測に挑戦します。

必要資金

20万円集まったら
幽霊銀河を20個探す

50万円集まったら:目標額
幽霊銀河を50個探す

70万円集まったら
幽霊銀河を70個探す

お金の使い道

45m観測時間
全額

寄付特典

申し込みページの「(4)ご質問・ご連絡」に希望の特典をご記入ください

寄付をしていただいた全員
論文出版時の謝辞にお名前を記載します & オンライン観測報告会へのご招待

1万円以上
“幽霊銀河”CO探索レポート
観測後に、実際に得られたスペクトルや観測結果を、専門用語をできるだけ使わずに解説した特別レポートをお届けします。COが見えた場合も、見えなかった場合も、その科学的な意味を丁寧に説明します。

3万円以上
野辺山45m鏡・観測ログ風ポスター画像

7万円以上
野辺山現地の観測に招待します。一緒に観測を体験していただけます (旅費は自己負担でお願いします)

寄付をするには

本基金へのご寄付は、税制上の優遇措置を受けることができます。詳しくは、「税制上の優遇措置について」をご確認ください。

頂戴した寄付金の一部は、本基金の運営経費や特典の作成費に使われます。

本基金は All-or-Nothing 型のクラウドファンディングではありません。頂戴した寄付金は、プロジェクトの目標額に達しなかった場合も返金されず、集まった資金の範囲でアイデア提案者が事業を実施します。